化学を得意教科にしよう!
今日は、化学の偏差値がなかなか思うように上がってくれない悩める受験生たちに向けて、我流ではありますが勉強法を紹介出来たらなと思います。勉強方法は人によってさまざまで、この方法と同じようにしたからといって確実に点数が伸びるわけではないことは念頭に置いておいてください。どうやって勉強したらいいか迷っている方がいましたら、参考にしていただけると幸いです。
高校で学ぶ化学は、皆さんご存じの通り大きく3つの分野に分かれています。覚えることが比較的少なく、計算力と思考力が大切な理論化学。炭素と水素が含まれる化合物を扱う有機化学。有機物以外の物質を扱う無機化学です。ここでは、暗記かそうでないかで勉強方法が変わってくるので、理論と、有機無機の2つに分けて説明していきたいと思います。
<理論化学>
公式がけっこう出てくるので、公式を覚えてそれに当てはめるだけの勉強になってしまいがちです。平易な問題ではそれでも答えにたどり着けることがありますが、レベルが上がって、応用問題になると太刀打ちできなくなってしまいます。そこで大切なのは、論理的に理解することです。どんな背景でその公式が導けるのか。問題の中で問われているのはどんな現象なのか。問題を解くに際して、公式ゲーになってしまってないか、確認しながら解いてみて下さい。
化学反応式を覚えさせられると思いますが、これも丸暗記はNGです。反応物をみて、これはこういう反応が起きるからこのような生成物ができるんだという風に覚えましょう。これだけだと分かりづらいと思うので、例を挙げます。硫化鉄と塩酸から何が出来るか分かりますか?答えは、硫化水素と塩化鉄です。反応式は以下の通りです。
FeS + 2HCl → H2S + FeCl2
この反応、一見ただ覚えるだけのような気がします。しかし、この反応にもちゃんと理由があります。弱酸の遊離です。硫化鉄は、硫化水素と水酸化鉄の中和反応で生成した、弱酸の塩と考えることが出来ますよね。すると、弱酸の塩と強酸が反応して、弱酸である硫化水素が発生するのにも納得できると思います。このように、反応が起こる原因を理解するだけで、暗記する量を減らすことができます。
<有機と無機>
どちらかというと、有機無機の暗記で苦戦している受験生が多い印象です。私も必死に覚えた記憶があります。私のおすすめの有機無機の勉強法は、教科書に書いてある内容を、自分の言葉に直して別のノートを作るというものです。すごく非効率な気がしますが、あの量を正確に覚えるにはとても効果的だと思ってます。この方法のいい点は、あとで見返した時に自分が書いたことなので、すぐに頭に入ってくるところです。やる時期にも注意で、受験が近づいてくると他にもやることが増えてきて、十分にできないかもしれないので、少なくとも夏休み中には一通り覚えられるようにしておきましょう!
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